付録2-2
・マンガの読み方(右開き?左開き??)
■付録2-1.1 マンガの読み方は?
さて、みなさんは海外のマンガを見たことがありますか?
みなさんの目に触れることが多いのは、アメコミといわれるアメリカのコミックだと思います。アメコミは、日本のマンガと違う歴史と文化によって、成長してきました。多くのアメコミはヒーロー物が多く、スーパーマンやスパイダーマン、X’MENなどがそうです。
それらのマンガは、日本のマンガと違って反対のページから描いてあります。読み方は、付録図2-1の左のサンプル(カット付録1)のように左上から斜め下へ視線が移動していくように読んでいきます。
その隣に日本のマンガの読み方(カット付録2)が示されています。これは皆さんもおなじみの形式です。
残念ながら、世界中にある殆どのマンガやコミックは、左開き(アメコミのような)が大半を占めます。右開きで表現するマンガやコミックは、日本しかないと言って良いでしょう。その他の多くの国は、左開きが標準となっています。
現在、日本のマンガは海外にたくさん輸出されています。韓国をはじめ、タイや香港などのアジア諸国から、アメリカ、ドイツ、イタリア、フランスにも数多くのマンガ作品が日本語を自国の言葉に変えられて、たくさん販売されるようになってきました。
しかし、その輸出されているマンガの多くは、日本と同じ様な右開きの状態で、吹き出しの中を横書きに変えて販売するものが大半を占めるようになってきています。

●付録図-2-1、マンガを読む順序
マンガはコマを作って、画面を構成
します。そのコマを読む順番は決
まっていて、日本の右開き縦文字で
は右上から左へ、そして右下へ行き
左、そして右下へ行き、左へ流れて
いきます。
日本を除くほとんどの国のマンガの
基本は、左開きの横書き横文字の場
合は、丁度その逆になります。
この順番は、例外ナシで守って下さ
い。

◆カット付録1


◆カット付録2

●付録図-2-2、横書きの左開き用の英語
アメリカやヨーロッパのコミック、タイや韓国の
マンガは横書きがメイン。それぞれの国で作られ
るマンガも、このように作られる。

●付録図-2-3、横書きの左開き用の英語
これがマンガの基本。ネームを読む方向と、
目でコマを追う方向が一致しているので、ス
ムーズ


90年代の日本のマンガを海外で売る場合、絵を反転させて横書きの文字を入れて販売されていました。しかし、最近では、大量に翻訳したマンガ本を売ることに主眼が置かれ、吹き出しの中を変えるだけの本が増えてきまし。描き文字も日本語のままです。
マンガがこれまで、アメリカなどで売れなかったのは、『翻訳』という壁があったからと考えられています。
それが、右開き左開きが関係のないアニメによって広がり、アニメの原作に興味を持つ人達が生まれました。そして、マンガが読まれるようになってきました。
つまり、マンガは、アニメ好きの連中が、ガ

●付録図-2-4、横書きの右開き用の英語版
これが最近増えてきているマンガの形式。文字の読む
方向とコマの読む方向がまったく逆になってしまって
いる。
マンガは、自然な流れで人間の脳に入ってくることが
望ましく、このような形式は一過性のものであって欲
しいと思う。


マンして読むものというイメージがあります。アニメは、子供たちでも受け入れられますが、マンガはまだマニアの人達のためのものという地位にあると言えましょう。その顕著な例が、アメリカでのマンガの知名度です。
アメリカの一般人は、アメリカンコミックスは知っていても、マンガは知りません。
しかし、中には良心的な出版社もあり、全面反転にして、きちんと描き文字まで自国のものに変え、クオリティの高い印刷で本を作っている会社もあます。しかし、まだまだ数の上で5%にも満たないと思います。
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